尚後哲を俟つ

読んだ本の書評やアマチュア野球の観戦記、日々の雑感をつぶやいていきます。

さあどうなる日本の賃金-渡辺努『世界インフレの謎』

はい、久しぶりの更新です。 読んだ本の感想を書きます。 読んだ本はこちら。 www.amazon.co.jp 著者の渡辺努は『物価とは何か』(講談社選書メチエ)が話題となった経済学者。 渡辺によると、現在の世界インフレは、ロシア-ウクライナの戦争を主原因とする…

なぜ社会人野球はマイナーなのか?

※本稿は、表題の件について考察していますが、筆者の経験不足・理解不足故にごく当たり前と思われることや的外れなことも記述していると思われます。それでも、個人的なメモ帳も兼ねて、書き記したいと思います。 アマチュア野球ファン・社会人野球ファンの…

社会人野球観戦記 JR千葉-三菱日立パワーシステムズ(社会人野球日本選手権予選)

さて9月2日の回想の続きにお付き合いいただこう。2戦目はJR千葉-三菱日立パワーシステムズ(MHPS)。 正直1戦目が今日の目玉と思っていた。試合内容を見ても、背景にあるストーリーを見ても、11月の今から振り返っても、それはまあ妥当だ。ただ2戦目は2戦目…

鳥取人にとっての社会人野球、思うこと

(ことしの都市対抗期間中に書いたFacebookの投稿を転載)今、都市対抗野球が熱いです。特に出場唯一のクラブチームである信越クラブ(長野市)の、JR東日本東北(仙台市)への健闘は感動しました。今回はジャイアントキリングはならなかったけど、NTT信越から…

社会人野球観戦記 オールフロンティア-明治安田生命(社会人野球日本選手権予選)

社会人野球日本選手権予選を観戦に、9月2日は大田スタジアムまで行っておりました。この球場に来るのは実は2年ぶり。2017年秋季の東京新大学野球リーグ以来。あの時は最終節にも関わらず、4校に優勝の可能性があって、スゴかった。久しぶりに「伊勢屋のおに…

越境し、融合しあう人文社会科学ー佐々木和貴編『文化現象としての近代ー吉村伸夫遺稿集ー』ー①

今回、ご紹介するのは、佐々木和貴編『文化現象としての近代ー吉村伸夫遺稿集ー』である。 文化現象としての近代―吉村伸夫遺稿集 作者: 吉村伸夫,佐々木和貴 出版社/メーカー: 金星堂 発売日: 2015/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本は…

「症例」にとどまらない「人物誌」への愛、そして「多様性」への寛容ーオリヴァー・サックス『妻を帽子とまちがえた男』ー

今回、ご紹介したいと思うのは、オリヴァー・サックス『妻を帽子とまちがえた男』。 妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,高見幸郎,金沢泰子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/07/05 メ…

はじめまして

最初に何を書いたらよいのか、なかなか思い付かない…とにかく、これからよろしくお願いいたします。野球(アマチュア、プロ問わず)、相撲、読んだ本の書評等、いろいろ書いていきます。細々とやっていく予定です。出身地である山陰(特に鳥取)のことなども…